学校便り「うらやす」10月号

読書百遍義自ずからあらわる

                                                                          校長 今 鶴 勇 二 
 読書の秋。
 かつて、こんな子どもの声を学級通信で紹介したことがあります。


 三回読んで、家の人にハンコをもらってきなさいとか言われる。
 お父さんは、野球を見ていて聞いてない。お母さんは洗い物でいそがしい。私一人だけ声出して本を読むのもへんなかんじ。
「聞いてなかったからもう一度読みなさい。」なんて言われると最悪!!
「お手伝いしなければ、ハンコおさないわよ。」とおどされたこともある。
「読み方がへただ。」「妹の方がうまい。」と言われながら読むつらさを先生は知っているのか。
 泣きながら十二時まで読んだこともある。

 音読の苦手な子もいます。とぎれとぎれに読む子、書かれていない字を読む子、助詞抜きで読む子と様々です。教科書には、物語文や説明文などの教材がありますが、すらすら読めるということができていないと、例えば説明文で要点をまとめる際、この段落では何がいったい大切なことなのか、なかなか理解できません。読んでいる最中の言葉や文字しか目に入らず、その先々の言葉が目に入らないのです。国語の基礎は「読む」ことだといわれるゆえんです。

 二年生の教科書に掲載されている「スーホの白い馬」は、次の文で始まります。
 「中国の北の方、モンゴルには、広い草原が広がっています。」
 学校では、こんな音読の練習をすることもあります。
  ①教員が一語ずつ読み、子どもも続いて読む。
   (教)中国の  →  (子)中国の    (教)北の方 → (子)北の方
  ②教員が読点まで読み、子どもも続く。
   (教)中国の北の方、  →  (子)中国の北の方、
  ③教員が句点まで読み、子どもも続く。
   (教)中国の北の方、モンゴルには・・・広がっています。  →  (子)同左
  ④声をそろえて全体で読む。
※①②③の段階で、ひと通り終了したらその読み方で子どもだけで全文を読む。

「全文」の範囲をひとつの段落だけ、1ページのみとすれば、時間もそんなにかかりません。

 「読書百遍義自ずからあらわれる」と言います。何回も何回も繰り返し読んでいれば、自然とその意味も分かってくるということでしょう。意外に忘れられていますが、深い言葉です。

 

感動の運動会!(たくさんの応援ありがとうございました)

 運動会晴天のもと、笑顔いっぱい、感動いっぱいのすばらしい運動会になりました。子どもたちも、練習を通して大きく成長できました。この運動会に向けて、保護者の方々のご協力に感謝いたします。ありがとうございました。

 

歩いて登下校するということ


  【歩くことの意義】
 脳を刺激するために
 歩くことは、脳神経細胞の発達にも欠かせない運動です。これは、歩くことで脳細胞への血流量が増加するとともに、手足の運動が脳神経細胞を刺激する効果があるためです。人間の脳は6才ぐらいまでに急速に発達し、神経細胞は大人のほぼ90%まで完成するといわれています。
 幼児期や学童期によく歩くことは、運動に関わる神経細胞の発達を促すばかりではありません。よく歩くことで、読む、書く、話す、理解するなど、能力に関わる脳神経細胞も刺激されて、子どもの脳の発育を促す効果があります。
  (HP「子どものウォーキング」参照)
 
 歩いて登下校するということは、子どもの成長に欠かせないことです。朝、「行ってらっしゃい」と、しっかり声をかけて送り出してあげてください。